
西宮市で土地を売却、「測量なし」でも売れる?数十万円の節約が招く数百万円の損
西宮市で土地を売却、「測量なし」でも売れる?数十万円の節約が招く数百万円の損
こんにちは。芦屋市を中心に、西宮市、神戸市東灘区・灘区で不動産仲介を行っております「高翔バイセル」です。

西宮市内で相続された土地や、住み替えに伴うご実家の売却をご検討中のお客様から、査定の際に頻繁にこのようなご相談をいただきます。
「西宮の土地を売りたいのですが、不動産会社から『売却前に確定測量をしてください』と言われました。見積もりを見たら数十万円もかかるようで驚いています。お金ももったいないし、登記簿謄本に広さは書いてあるのだから、『測量なし』の現状渡しで売ることはできないのでしょうか?」
売却をスタートする前に、数十万円という現金が手元から出ていくのは非常に痛手ですよね。人間は「目の前の確実な出費(損失)」を極端に嫌う心理(損失回避性)を持っているため、「なんとかお金をかけずに売りたい」と考えるのは当然のことです。
結論から申し上げますと、法的には「測量なし」でも土地を売ることは可能です。
しかし、不動産と建築のプロとして、これだけははっきりと警告いたします。目先の数十万円の測量費用をケチって「測量なし」で売りに出すと、買主様から強烈な警戒心を抱かれ、結果的に数百万円もの大幅な値下げを要求される(あるいは全く買い手がつかない)という、取り返しのつかない大損害を被る危険性が極めて高いのです。
今回は、地元・西宮の不動産市場を知り尽くしたプロの視点から、「測量なし」の土地がなぜ買主から敬遠されるのかという心理的な理由と、費用をかけてでも測量を行うことが「結果的に手取り額を最大化する」プロの売却戦略であることを分かりやすく解説いたします。
- 「測量あり(実測売買)」と「測量なし(公簿売買)」の違い
- なぜ「測量なし」の土地は大幅に買いたたかれるのか?
- 隣人との「境界トラブル」が引き起こす売却後の悲劇
- 建築のプロだから分かる、高く売れる「安全な土地」の条件
目次
1. 「測量なし(公簿売買)」で売ることは本当に可能か?
土地の売買には、大きく分けて2つの方法があります。
- 実測売買(測量あり):
土地家屋調査士という専門家が、隣地の所有者と立ち会いの上で境界線をはっきりさせ、正確な面積を測ってから売買する方法です。現在の不動産取引においては、この方法が「原則(スタンダード)」となっています。 - 公簿売買(測量なし):
法務局に登録されている登記簿謄本に記載された面積(公簿面積)を信じて、そのまま売買する方法です。「後から実際の面積が違っていても、お互いに文句を言わない」という特約をつけて取引します。
山林や広大な農地など、測量費用が莫大になるケースでは「公簿売買」が行われることもあります。つまり、法的には「測量なし」でも売却自体は可能です。
しかし、西宮市の住宅街など、坪単価が高いエリアにおいては、「測量なし」で売り出すことは売主様にとって大きな足かせとなります。
2. 安物買いの銭失い!? 買主が「測量なし」を極端に恐れる理由

あなたが土地を買って、新しく家を建てる立場になったと想像してみてください。
数千万円を出して土地を買う際、「この土地は境界線が曖昧で、実際の面積は登記簿より狭いかもしれません。でも現状渡しです」と言われたら、どう感じるでしょうか。
「もし面積が狭くて、思い通りの家が建たなかったらどうしよう」「隣の家のブロック塀がこちらの敷地に入り込んでいたら、トラブルになるのではないか」と、強烈な不安(損失回避の心理)を抱くはずです。
買主様は、この「見えないリスク」を背負う対価として、「もし後から問題が発覚しても損をしないように、数百万円単位で価格を安くしてくれないと買わない」と要求してきます。あるいは、リスクを嫌って検討候補から外してしまいます。
売主様が数十万円の測量費用を出し惜しみした結果、物件の信頼性(ハロー効果の逆)が失われ、結果的に「数百万円の値下げ」という大損害を被ることになるのです。
3. 境界トラブルの恐怖。売却後にも責任を問われるリスク
さらに恐ろしいのが、隣地との「境界トラブル」です。
西宮市などの古くからある住宅地では、境界標(境界を示す印)が土に埋もれて見えなくなっていたり、お互いの認識がズレていたりすることが頻繁にあります。
「長年住んできたご近所さんだから、境界で揉めるはずがない」というのは、売主様の勝手な思い込みに過ぎません。所有者が新しい買主様に変わった途端、「その塀はうちの敷地に入っているから壊してくれ」と隣人からクレームが入ることは珍しくないのです。
もし「測量なし(境界非明示)」で強引に売却し、後から買主様と隣人との間で境界トラブルが発生した場合、「売主が契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)を問われ、損害賠償を請求される」リスクすらあります。
数十万円の測量費用は、こうした将来の深刻なトラブルから売主様自身を守るための「必要不可欠な保険(投資)」なのです。
4. 「土地+建築」のプロが教える、高く売るための最適解

土地を少しでも高く、そして安全に売却するための最適解。それは「売却前にしっかりと確定測量を行い、誰もが安心して買える『完全な商品』に仕立て上げてから市場に出すこと」です。
私たち高翔バイセルの最大の強みは、「土地の不動産専門家と、建物を知る建築士がチームを組むワンストップサービス」をご提供できる点にあります。
ただ「測量をして安全ですよ」と伝えるだけではありません。
境界が確定した正確な土地の図面をもとに、グループ会社である工務店「株式会社 高翔」の建築士が、「この土地なら、こんな素晴らしい『理想の住まい』をゼロから描くことができますよ」という建築プラン(参考図面)を作成し、買主様にプレゼンテーションします。
買主様の「どんな家が建つか分からない不安」を「理想の暮らしへの期待感」へと変えることで、無駄な値下げ交渉を跳ね除け、相場通りの適正価格でスムーズに売却を成功させることができるのです。
「うちの土地は測量が必要なのか?」「費用をかけてでも高く売れる見込みはあるのか?」
そう迷われたら、まずは私たちにご相談ください。地元の事情に精通したプロとして、あなたの大切な資産を守り、手元に残るお金を最大化するための誠実で「あったかい」売却戦略をご提案いたします。
5. よくあるご質問(FAQ)
土地の測量費用は、大体いくらくらいかかりますか?
土地の広さや隣接する土地の状況(官民境界か民民境界か)によって異なりますが、一般的な住宅地で『確定測量(すべての境界をはっきりさせる測量)』を行う場合、およそ30万円〜80万円程度が相場となります。決して安い金額ではありませんが、売却価格のアップやトラブル回避を考慮すると、必要な『投資』と言えます。
測量はどのタイミングで依頼するのが正解ですか?
基本的には、不動産会社と媒介契約を結び、売却活動をスタートさせる前、もしくは活動と同時進行で依頼するのがベストです。測量には隣地所有者との立ち会いなどがあり、完了までに1ヶ月〜数ヶ月かかることがあります。買主様が現れてから慌てて手配すると、引き渡しに間に合わず契約が白紙になるリスクがあります。
隣の人が立ち会いに応じてくれない場合、測量できずに売れないのでしょうか?
隣地の方が遠方に住んでいたり、関係が良好でなかったりして立ち会いに応じていただけないケースは実際にあります。その場合は『筆界特定制度』を利用するなど法的な解決手段がありますが、時間がかかります。まずは地元の事情に精通した不動産会社や土地家屋調査士が間に立ち、円満に交渉を進めることが最も重要です。
■お問い合わせは
お電話でもオンラインでも承っております。
「実家の土地を売りたいけれど、境界の杭が見当たらない」「測量費用を含めて手元にいくら残るかシミュレーションしてほしい」といったご相談も大歓迎です。どんな些細なことでも構いません。あなたのお悩みやご希望を、私たちに聞かせてください。
営業時間: 9:00~18:00(定休日:水曜日)
〒659-0093 兵庫県芦屋市船戸町4-1 -201
