
【プロが解説】芦屋の古い戸建て、リフォームせずに売る4つのコツと注意点
【プロが解説】芦屋の古い戸建て、リフォームせずに売る4つのコツと注意点
「芦屋にある古い家を売りたいけど、リフォームしないと売れないだろうか…」
「多額のリフォーム費用はかけられない。でも、安く買い叩かれるのは避けたい」
はじめまして。芦屋の街で皆様の住まい探しをお手伝いする高翔バイセルです。大切なご自宅やご実家の売却を考えたとき、建物の古さが気になるお気持ち、とてもよく分かります。しかし、高額な費用をかけてリフォームすることが、必ずしも高く売るための最善策とは限らないのです。
実は、「リフォームしない」という選択が、結果的に手元に多くのお金を残す賢い戦略になるケースは少なくありません。この記事では、お金をかけずに、ご所有の戸建ての価値を最大限に引き出すための具体的な4つのコツと、知っておくべき注意点を、芦屋の不動産を知り尽くしたプロの視点で分かりやすく解説します。
- 無理なリフォームは費用倒れのリスク。買主の好みに委ねるのも一手。
- お金をかけない「片付け・清掃・庭の手入れ」が第一印象を大きく左右する。
- 家の情報を正直に開示することが、買主の信頼を得てスムーズな売却に繋がる。
- 建物の価値を正しく判断できる不動産パートナー選びが最も重要。
目次
なぜ?売却前のリフォームが不要な2つの理由
「家は綺麗な方が高く売れる」というのは一見正しく思えます。しかし、売却前のリフォームには慎重になるべき理由が2つあります。
- 費用倒れのリスクが高い:かけたリフォーム費用を、そのまま売却価格に上乗せして回収できる保証はありません。例えば200万円かけてリフォームしても、査定額が200万円上がるとは限らないのです。
- 買主の好みが多様化している:近年、「中古物件を購入して、自分たちの好みに合わせてリノベーションしたい」と考える買主様が非常に増えています。売主様が良かれと思って行ったリフォームが、買主様の好みと合わない場合、かえって敬遠されてしまう可能性もあります。
買主様が自由に設計できる「素材」として家を提供することも、立派な売却戦略の一つなのです。
お金をかけずに価値を上げる!「リフォームなし売却」4つのコツ

リフォームしない代わりに、内覧時の印象を良くし、家の価値を正しく伝えるための「お金をかけない」工夫を凝らしましょう。これだけで査定額や買主様の反応が大きく変わることもあります。
コツ1:徹底的な「片付け」と「清掃」で第一印象を磨く
最も重要で、最も効果的なのが片付けと清掃です。買主様は、ご自身がここで暮らすイメージを膨らませに来られます。
- 空間を広く見せる:不要な家具や私物はできる限り処分し、がらんとした状態を目指しましょう。物が少ないだけで、部屋は驚くほど広く見えます。
- 清潔感を出す:特に玄関、キッチン、トイレ、浴室などの水回りは汚れが目立ちやすい場所。重点的に清掃するだけで、家全体の印象が格段に良くなります。
- 明るさを取り込む:窓ガラスをきれいに拭き、カーテンを開けて、自然光を最大限に取り込みましょう。家全体が明るいと、ポジティブな印象を与えられます。
コツ2:「家の履歴書」を準備して安心感を伝える
家の過去の記録は、買主様にとって重要な安心材料になります。以下の書類が手元にあるか確認し、まとめておきましょう。
- 新築時の図面や仕様書
- 過去のリフォームや修繕の記録(契約書、保証書など)
- 住宅設備の取扱説明書
これらの情報が揃っていると、建物の維持管理がしっかり行われてきたという印象を与え、買主様の信頼に繋がります。
コツ3:庭の手入れで「家の顔」を整える
室内と同じくらい、外からの見た目も重要です。特に庭付きの戸建ての場合、庭の状態が家の第一印象を決めると言っても過言ではありません。
- 雑草を抜く:庭が荒れていると、管理が行き届いていない印象を与えてしまいます。
- 植木を剪定する:伸び放題の枝はスッキリと整え、家にかかっている場合は日当たり改善のためにも剪定しましょう。
少し手を入れるだけで、外観は驚くほど生き返ります。
コツ4:専門家による「建物診断」で現状を客観的に伝える
「リフォームしない」からこそ、建物の現状を専門家の目で客観的に把握し、買主様に正確に伝えることが信頼に繋がります。ホームインスペクション(住宅診断)を受けることで、雨漏りの有無や構造の状態などを把握し、その報告書を買主様に提示することができます。
私たち高翔バイセルは、グループ会社に建築のプロである「株式会社 高翔」がおります。不動産のプロと建築のプロが連携し、ご所有の建物の状態を正確に診断。その上で、「どこまで告知すべきか」「どの部分がアピールポイントになるか」を的確にアドバイスさせていただきます。
知っておきたい注意点:「契約不適合責任」とは?
リフォームせずに売却する場合に特に注意したいのが、「契約不適合責任」です。これは、売却後に、契約書に書かれていなかった重大な欠陥(雨漏り、シロアリ被害など)が見つかった場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。
「古い家だから仕方ない」では済まされず、修理費用の請求や、場合によっては契約解除に至る可能性もあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、ご自身が把握している建物の不具合は、隠さずに正直に不動産会社に伝え、買主様にも告知することが、結果的にご自身を守ることになるのです。
よくあるご質問(FAQ)
家の中に荷物がたくさん残っていても、売却の相談はできますか?
はい、もちろん可能です。ご相談の段階ではお荷物が残っていても全く問題ありません。売却の方向性が決まった段階で、お片付けの計画を一緒に立てていきましょう。弊社では不用品処分の専門業者もご紹介できますので、遠方にお住まいの方でも安心してお任せいただけます。
どの程度まで掃除をすれば良いのでしょうか?
内覧される方が気持ちよく見学できる状態が理想です。特に玄関、キッチン、トイレ、お風呂などの水回りは重点的に清掃すると印象が大きく変わります。窓を拭いて室内を明るく見せることも効果的です。ご自身での作業が難しい場合は、費用対効果の高いハウスクリーニングのご提案も可能です。
建物に不具合が見つかった場合、修理してから売るべきですか?
ケースバイケースですが、基本的には大きな修理はせず、その不具合を買主様に正確に告知した上で、価格交渉で調整する方がスムーズな場合が多いです。修理費用が売却価格に上乗せできるとは限らないためです。ただし、小規模な修繕で印象が大きく向上する場合は検討の価値があります。建物のプロの視点から最適なアドバイスをさせていただきます。
まとめ:建物の価値を見極め、最適な売却プランをご提案します

芦屋にある古い戸建てをリフォームせずに売却することは、決してマイナスなことではなく、むしろ賢明な選択肢となり得ます。大切なのは、お金をかけることではなく、手間と愛情をかけて家の印象を良くし、その価値を正直に、そして正確に次の方へ伝えることです。
「この家は、どのくらいの価値があるのだろう?」「何から手をつければいいか分からない」。そんな時は、ぜひ私たち高翔バイセルにお声がけください。不動産売却のプロとして、そして建築のプロとしての視点を掛け合わせ、お客様にとって最も良い売却方法を一緒に考えます。
お客様の想いが詰まった大切なお家です。その価値を最大限に引き出す「あったかい」お手伝いをさせていただきます。
芦屋市の不動産売却に関するご相談は、
地域密着の高翔バイセルにお任せください。
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