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中古マンション購入で失敗しない!「専有部分」と「共用部分」リフォームの決定的な違い

リフォーム・リノベーション

垂井 圭介

筆者 垂井 圭介

宅地建物取引士の垂井です。不動産売買仲介のお仕事に携わり20年超となりました。2,000件超のご成約実績と経験がございます。
まずはお客様のお話をゆっくりとお聞かせ頂くところから始まると考えております。

【リフォーム・リノベーション】中古マンション購入で失敗しない!「専有部分」と「共用部分」リフォームの決定的な違い

中古マンション購入で失敗しない!「専有部分」と「共用部分」リフォームの決定的な違い

こんにちは。芦屋市を中心に、西宮市、神戸市で不動産仲介を行っております「高翔バイセル」です。

リノベーションの夢を膨らませてマンションの図面を見ているが、共用部分の厳しいルールを後から知ってハッとしているご夫婦

「立地抜群で価格も手頃な中古マンションを見つけました! 結露がひどいので窓ガラスを最新のペアガラスに交換して、玄関ドアもかっこいいものに変えて、フルリノベーションするつもりです!」

立地の良い中古マンションを購入し、自分好みの理想の空間にリノベーションする。これは、不動産価格が高騰する現在において非常に賢い「今の暮らしに、新しい価値を。」もたらす買い方です。
しかし、上記のお客様のプランには、不動産のプロから見ると「購入後に発覚すると、取り返しのつかない悲劇(損失)を招く致命的な落とし穴」が隠されています。

実は、マンションの「窓ガラス」や「玄関ドア」は、個人の判断で勝手にリフォームすることはできません。
私たち人間は「お金を出して買った家だから、自分の好きなように変えられるはずだ」と思い込んでしまう傾向があります。しかし、マンションには「自分のもの(専有部分)」と「みんなのもの(共用部分)」の明確な境界線が存在し、これを理解せずに購入してしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と数千万円の買い物を激しく後悔することになります。

今回は、地元・阪神間で数々のリノベーション物件を扱ってきた私たちが、絶対に知っておくべき「専有部分」と「共用部分」の境界線と、購入前に理想の工事が可能かを見極めるプロの戦略を分かりやすく解説いたします。

この記事で解決できる疑問
  • 「買ったのに自由にできない?」マンション特有のルールの罠
  • リフォームできる「専有部分」とできない「共用部分」の違い
  • 絶対に勘違いしやすい!トラブル多発の「3つの境界エリア」
  • 「こんなはずじゃなかった」を防ぐ、物件選びと建築のワンストップ術

1. リノベーションの夢を打ち砕く「買ってから気づく」罠

一戸建てと違い、マンションは多くの人が一つ屋根の下で暮らす「共同住宅」です。
マンション全体の資産価値や安全な住環境(建物の外観デザインや消防法など)を守るため、「個人の所有物として自由に扱える範囲」と「管理組合全体で管理する範囲」が法律(区分所有法)やマンションごとの管理規約によって厳格に定められています。

「玄関が古いから、最新のスマートキー付きのドアに変えたい」
「バルコニーに立派なサンルームを作りたい」

これらは一見、自分の部屋のことなので自由にできるように思えます。しかし、購入してローン契約も済んだ後に、いざリフォーム会社に図面を見せると「このマンションの規約では、その工事はできません」と告げられるケースが後を絶ちません。
「やりたいことができない家」を買ってしまうという精神的・金銭的なダメージ(損失)を回避するためには、購入前に境界線を正しく理解しておくことが絶対条件なのです。

2. どこまでが自分のもの?「専有部分」と「共用部分」の境界線

マンションの図面上で、専有部分(室内)と共用部分(玄関ドア、窓、バルコニーなど)の違いを分かりやすく色分けして解説したインフォグラフィック

自分の意思で変えられる「専有部分」

専有部分とは、簡単に言うと「コンクリートの躯体(天井・床・壁)の内側の居住空間」のことです。
お部屋の壁紙やフローリングの張り替え、システムキッチンやユニットバスの交換、間仕切り壁を撤去してリビングを広くするといった、室内の内装や設備に関するリフォームは、基本的に所有者の自由に行うことができます。

勝手にいじると契約違反!「共用部分」の落とし穴

共用部分とは、エレベーターや階段、エントランスなど「住民全員が使う場所」のことです。ここまでは誰もが理解しています。
しかし、マンションには「個人で専用して使っているけれど、実はマンション全体の共用部分である(専用使用権が与えられているだけ)」という非常に紛らわしいエリアが存在します。これを勝手にリフォームしてしまうと、原状回復(元に戻すこと)を求められたり、ご近所トラブルに発展したりする危険があります。

3. 特に要注意!トラブルになりやすい「3つの境界エリア」

マンションリノベーションにおいて、特に勘違いされやすくトラブルの元となる「3つの境界エリア」をご紹介します。

  • ① 玄関ドア
    「玄関ドアの内側」は専有部分なので、シートを貼って色を変えることは可能です。しかし、「玄関ドアの外側」やドアそのものは共用部分です。マンションの外観の統一感を保つため、自分の部屋だけ勝手にデザインの違うドアに交換することはできません。鍵の交換も、管理組合の指定業者で行うなどのルールが定められていることが多くあります。
  • ② 窓ガラス・サッシ
    結露対策や断熱のために窓を変えたいというご要望は非常に多いです。しかし、窓ガラスやサッシも建物の外観に関わるため共用部分となります。勝手にペアガラスに交換したり、サッシの色を変えたりすることはできません。(※解決策として、室内の専有部分に「内窓(二重窓)」を新たに設置する方法が一般的です)。
  • ③ バルコニー(ベランダ)
    バルコニーは自分の部屋からしか出入りできないため、自分の土地だと勘違いしがちです。しかし、ここは火災時などに住民が避難するための「避難経路」としての役割を持つため、共用部分です。
    サンルームや物置など、避難の妨げになる固定物を設置することは消防法や規約で厳しく禁止されています。ウッドデッキを敷く場合も、すぐに取り外せるものに限るなど、細かなルールが存在します。

4. 購入前に見極める!「土地+建築」のプロのワンストップ戦略

高翔バイセルの不動産スタッフと建築士が、物件選びの段階で管理規約を確認しながら、お客様にリノベーションの可否をアドバイスし安心している様子

「このマンションの規約では、どこまでならリノベーションできるの?」
この非常に重要で専門的な判断を、物件を購入した「後」にリフォーム会社に相談するのは遅すぎます。

これを防ぎ、「買ったのに理想の工事ができない」という悲劇を完全に回避できるのが、私たち高翔バイセルの最大の強みである「土地の不動産専門家と、建物を知る建築士がチームを組むワンストップサービス」です。

物件探しの段階から、グループ会社である工務店「株式会社 高翔」の建築士が連携します。気になる物件が見つかれば、不動産のプロが「管理組合の規約(できること・できないこと)」を事前に徹底調査し、同時に建築のプロが「水回りの移動など、構造的に理想の間取りが実現可能か」をプロの目で見極めます。

購入前に「やりたいリノベーションが、このマンションのルールと構造で100%可能か」という確証を得て、さらに「物件+リノベーション費用」を低金利の一体型ローンでまとめることで、初めて本当に安心して物件を購入できるのです。

「今の暮らしに、新しい価値を。」
中古マンション×リノベーションという素晴らしい選択を後悔しないために。まずは、あなたの思い描く「理想の住まい」のイメージを、建築と不動産のプロである私たちに聞かせてください。

5. よくあるご質問(FAQ)

バルコニーにウッドデッキを敷いたり、サンルームを作ったりすることはできますか?

バルコニーは『共用部分』であり、災害時の避難経路としての役割を持つため、サンルームなど固定物の設置は消防法や管理規約で厳しく禁止されています。ウッドデッキやタイルについても、すぐに取り外せるもの(敷くだけのもの)であれば許可されることが多いですが、事前に管理組合の規約を確認する必要があります。

玄関ドアの内側の色を変えることはできますか?

玄関ドアの『外側』は共用部分ですが、『内側』は専有部分として扱われることが一般的です。そのため、内側にシートを貼ったり、塗装をしたりして色やデザインを変えることは可能なケースが多いです。ただし、鍵(シリンダー)の交換については防犯上の理由から指定の業者しか行えない場合があるため注意が必要です。

水回りの位置(キッチンやトイレ)を大きく移動させるリノベーションは可能ですか?

専有部分内であっても、建物の構造や床下の排水管の勾配(傾斜)によって、移動できる範囲に限界があります。特に、下の階に水漏れなどのトラブルを起こさないため、管理規約で水回りの移動を制限しているマンションもあります。購入前に建築のプロに図面を見てもらい、構造的に可能かどうかを判断することが重要です。

■お問い合わせは
お電話でもオンラインでも承っております。
「気になる中古マンションがあるけれど、希望のリノベーションができるか知りたい」「まだ物件は決まっていないけれど、ワンストップで相談したい」といったお悩みも大歓迎です。どんな些細なことでも構いません。あなたの思い描く「理想の暮らし」を、私たちに聞かせてください。

TEL:0797-34-7703

営業時間: 9:00~18:00(定休日:水曜日)

〒659-0093 兵庫県芦屋市船戸町4-1 -201

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