
収益物件の「競売物件」を落札するとき知っておくべきリスクと手続き|プロが警告する安さの代償
収益物件の「競売物件」を落札するとき知っておくべきリスクと手続き|プロが警告する安さの代償
こんにちは。阪神間(芦屋市、西宮市、神戸市)で不動産仲介を行っております「高翔バイセル」です。

「不動産投資の利回りを上げるために、市場価格よりずっと安く買えると噂の『競売物件』を狙ってみたい」
利回りの低下や不動産価格の高騰が続く中、収益物件を探す投資家の方から、このようなお声を耳にすることがあります。
確かに、裁判所を通じて行われる不動産競売は、一般の市場価格の7〜8割という魅力的な価格で落札できるチャンスがあります。人間は「安く手に入る」というメリット(ハロー効果)を目の前にすると、その裏に潜むリスクを過小評価してしまう心理的傾向を持っています。
しかし、不動産と建築のプロとして、そして数々の不動産トラブルの現場を見てきた者として、ここではっきりとお伝えしなければならない残酷な真実があります。
「競売物件に安易に手を出すことは、中身の分からない福袋を数千万円で買うような極めて危険なギャンブルです。安さの裏には、素人では到底対処できない致命的なリスクが張り巡らされています。」
今回は、競売物件に潜む「3つの恐ろしいリスク」のリアルな実態と、バクチを打つことなく安全に高利回りを創出するための、私たち高翔バイセルならではの「建築×不動産」の戦略を透明性をもって徹底解説いたします。
- 競売物件はなぜ相場より安く買えるのか?その仕組み
- 知らないと破産する!競売に潜む「3つの致命的リスク」
- 「安く買ったはずが総予算オーバー」になる実際の失敗事例
- 競売に手を出さなくても高利回りを狙えるプロの投資術
目次
1. 競売物件が「安く買える」仕組みと、甘い誘惑
競売とは、住宅ローンの返済が滞るなどして債務不履行となった所有者の不動産を、債権者(金融機関など)の申し立てにより裁判所が差し押さえ、強制的に売却して資金を回収する手続きです。
裁判所は、迅速に物件を現金化するために「売却基準価額」を設定し、入札を募ります。この価格は、通常の不動産市場の相場よりもかなり低く(約7割〜8割程度に)設定されるため、「うまく落札できれば、利回り15%超えの超高収益物件が手に入る!」と、投資家にとって非常に魅力的に映ります。
しかし、なぜ裁判所はそんなに安く価格を設定するのでしょうか。
それは、これから解説する「一般市場での売買ではあり得ない、買主(落札者)にとって極めて不利な条件」が数多く課せられているからです。
2. 知らないと破産する!競売物件に潜む「3つの致命的なリスク」

競売に参加するためには、裁判所が公開する「3点セット(物件明細書、現況調査報告書、評価書)」を読み解く必要がありますが、そこには書かれていない現場の恐怖が存在します。
- リスク①:内部を見られない「現状有姿」の恐怖
通常の不動産購入では当たり前の「内覧(部屋の中を見ること)」が、競売では一切できません。外観から推測するしかなく、落札して初めて鍵を開けた瞬間、「床が腐り落ちていた」「柱がシロアリに食い尽くされていた」という惨状を目の当たりにすることも珍しくありません。 - リスク②:立ち退き交渉や残置物撤去は「すべて自分持ち」
落札した物件に、前の所有者や見ず知らずの占有者が居座っているケースがあります。裁判所は「家を明け渡してあげる」という親切な対応はしてくれません。落札者自身で立ち退き交渉を行うか、弁護士を雇って「強制執行」の手続きを取る必要があり、これには莫大な時間と精神的ストレス、そして数十万〜百万円以上の費用がかかります。家の中に山積みになったゴミ(残置物)の処分費用も落札者の負担です。 - リスク③:「契約不適合責任(瑕疵担保責任)」が一切免除される
一般の不動産会社から物件を買った場合、購入直後に隠れた欠陥(雨漏りなど)が見つかれば、売主に修繕を請求できます。しかし競売物件にはこの保証が一切ありません。どんなに致命的な欠陥が後から見つかっても、すべて「自己責任(自腹で修繕)」となります。
3. 【実例公開】競売で安く買っても「総予算」が跳ね上がる罠
「それでも、安く買えれば修繕費を払ってもお釣りが来るだろう」と考える投資家もいます。
しかし、建築の知識を持たずにこれを行うと、悲惨な結末を迎えます。
ある投資家の方が、他県で相場より500万円安く落札した競売の木造アパートがありました。しかし、いざ中を開けてみると大規模な漏水と構造の腐食が進行しており、普通のリフォーム業者に見積もりを取ったところ「修繕に1,000万円以上かかる」と宣告されてしまったのです。
結果的に、「安く落札した額」+「強制執行の費用」+「莫大な修繕費」を合わせると、普通に市場で優良物件を買うよりもはるかに高くついてしまった(しかも融資が使えず全額手出し)という、まさに安物買いの銭失いの事例です。
4. 安全に高利回りを狙う「建築×不動産」のプロ戦略
私たちは、お客様の大切な資金をギャンブルのような競売に投じることはお勧めしません。
競売というハイリスクな橋を渡らなくても、私たちの強みである「建築×不動産のハイブリッド」を活かせば、一般の市場から安全に高収益物件を創り出すことが可能です。

一般客が敬遠する「古い物件」に価値を見出す
市場には、競売ではありませんが「内装が古すぎる」「残置物が多い」といった理由で、一般の買主から敬遠され、価格が落ちている物件が存在します。
私たちは不動産仲介であると同時に、グループ会社に工務店「株式会社 高翔」を持っています。こうした物件を当社の建築士が事前にインスペクション(調査)し、「建物の骨組み(構造)はしっかりしているか」「見えないリスクはないか」を正確に見極めます。
「中古+リノベ」で確実な利回りを自ら創り出す
構造に問題がないと判断できれば、相場より安く購入した上で、「今の暮らしに、新しい価値を。」もたらす魅力的なリノベーションを施します。これにより、競合と差別化された高い家賃設定が可能となり、競売のような理不尽なリスクを背負うことなく、自らの手で安全に高い利回り(実質利回り)を創出できるのです。
「ゼロから描く、理想の住まい。(あるいは安全な資産形成。)」
不動産投資は、見えないリスクをいかに排除するかが勝負の分かれ目です。私たちはネガティブな情報も透明性をもって開示し、あなたの資産を守る「チーム」として伴走します。安全かつ確実な不動産投資の第一歩を、まずは私たちと一緒に踏み出してみませんか?
5. よくあるご質問(FAQ)
競売物件は通常の物件よりどれくらい安く買えますか?
一般的に市場価格(相場)の7〜8割、場合によってはそれ以下で落札できるケースがあります。この安さが利回りを押し上げる魅力ですが、安さの裏には「内覧ができない」「瑕疵担保責任がない」「占有者の立ち退きリスク」といった大きな代償が含まれていることを忘れてはいけません。
落札した競売物件に前の住人(または不法占拠者)が居座っていた場合、どうすればいいですか?
落札者(買受人)自身で立ち退き交渉を行う必要があります。話し合いで解決しない場合は、裁判所に「引渡命令」を申し立て、強制執行を行うという法的な手続きが必要になります。これには多大な時間、精神的ストレス、そして強制執行にかかる数十万円〜百万円以上の費用がご自身の負担として重くのしかかります。
競売物件の購入にも住宅ローンやアパートローンは使えますか?
原則として、金融機関からの融資は非常に困難です。競売は代金納付の期限が厳格に決まっており、通常のローンのように物件の担保評価や抵当権設定をスムーズに行えないためです。そのため、競売に参加する場合は、落札代金を一括で支払える『現金』を用意しておくのが一般的です。
■お問い合わせは
お電話でもオンラインでも承っております。
「ハイリスクな競売を避け、安全に利回りを取れる物件を探してほしい」「中古物件を買ってリノベーションした場合の総予算シミュレーションが見たい」といったご相談も大歓迎です。どんな些細な不安でも構いません。まずはあなたのお悩みをお聞かせください。
営業時間: 9:00~18:00(定休日:水曜日)
〒659-0093 兵庫県芦屋市船戸町4-1 -201
