
旧耐震物件は買いか?西宮で安全に住む耐震補強と補助金活用
【耐震補強】昭和56年以前の「旧耐震」物件は買いか?西宮で安全に住むための補強工事と補助金活用
こんにちは、芦屋の不動産会社、高翔バイセルです。

西宮市内で中古物件を探していると、「立地も広さも完璧なのに、価格が相場よりかなり安い!」というお宝物件に出会うことがあります。
しかし、築年数を見ると「昭和56年(1981年)以前」に建てられた物件であることも。
これらはいわゆる「旧耐震基準」で建てられた物件です。
「地震が来たら倒壊するのでは?」という不安から、多くの方が購入をためらいますが、実は正しい知識と「耐震補強工事」を行えば、新築並みの安全性を手に入れつつ、総予算を大きく抑えることが可能です。
今回は、旧耐震物件の「買い」の判断基準と、2026年の制度を活用したお得な耐震リノベーション戦略を解説します。
- 「旧耐震=危険」と即決するのはもったいない。リノベ素材としての価値を見極める。
- 耐震診断で「評点」をチェック。補強工事で現行基準(新耐震)に適合可能。
- 工事費用はかかるが、西宮市の「耐震改修補助金」や「減税」でカバーできる。
- 住宅ローン控除の対象外?→「耐震基準適合証明書」を取得すれば適用OK!
目次
1. なぜ「昭和56年(1981年)5月」が境目なのか?
日本の建築基準法は、過去の大地震を教訓に何度も改正されてきました。
その中でも最も大きなターニングポイントとなったのが、1981年(昭和56年)6月1日の法改正です。
| 基準 | 建築確認日 | 耐震性の目安 |
|---|---|---|
| 旧耐震基準 | 昭和56年5月31日 以前 | 震度5強程度の地震で倒壊しない(震度6以上の規定はなし) |
| 新耐震基準 | 昭和56年6月1日 以降 | 震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない |
ここで重要なのは、「建築確認を受けた日」が基準になることです。完成した日(築年数)が昭和57年であっても、建築確認が昭和56年5月以前であれば「旧耐震」となります。
2. 「旧耐震」の戸建てとマンション、それぞれの選び方
旧耐震物件を検討する際、戸建てとマンションではアプローチが全く異なります。
- 【戸建ての場合】「耐震補強」を前提に買う
戸建ては個人の自由で補強工事が可能です。壁を壊して筋交い(補強材)を入れたり、金物で基礎と柱を固定したりすることで、新耐震基準と同等以上の強度に引き上げることができます。 - 【マンションの場合】「管理組合の履歴」を見る
マンションの構造部分(柱や梁)は個人では改修できません。そのため、「過去に耐震診断を実施しているか」「耐震改修工事が済んでいるか、または計画があるか」を事前に確認することが必須です。
3. どれくらいかかる?耐震補強工事のリアルな費用
戸建ての耐震補強工事にかかる費用は、建物の大きさや劣化状況によりますが、約150万円〜300万円程度が目安です。

「そんなにかかるなら、新耐震の中古を買った方がいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、旧耐震物件は新耐震の同等物件に比べて500万円〜1,000万円以上安いことも珍しくありません。
さらに、壁を壊す耐震補強は、間取り変更や断熱材の追加といった「フルリノベーション」と同時に行うのが最も効率的です。バラバラに工事をするより、トータルコストを大幅に抑えることができます。
4. 知らなきゃ損!西宮市で使える「補助金と減税」
国や自治体は、旧耐震物件を減らすために手厚い支援を行っています。(※制度は2026年時点・年度により変更の可能性があります)
- 西宮市民間住宅耐震改修工事費の補助:
旧耐震の住宅を現行基準に適合させる改修工事を行う場合、費用の一部(数十万円〜百万円単位)が補助されます。 - 所得税の特別控除(リフォーム減税):
耐震改修を行った場合、工事費用の一定割合(最大数十万円)がその年の所得税から控除されます。令和8年度税制改正でもこの特例は延長されています。 - 固定資産税の減額:
耐震改修工事が完了した翌年度の家屋にかかる固定資産税が、1/2に減額されます(1年間・面積上限あり)。
★【超重要】住宅ローン控除も使えるようになります!
通常、旧耐震物件はそのままでは住宅ローン控除の対象外です。しかし、購入後・入居までに耐震改修を行い、「耐震基準適合証明書」を取得すれば、ローン控除(最大13年)の適用が可能になります。
よくあるご質問(FAQ)
旧耐震物件は住宅ローン控除が使えないと聞きましたが本当ですか?
原則として旧耐震物件はそのままでは住宅ローン控除の対象外です。しかし、購入後に入居するまでに「耐震基準適合証明書」を取得する(=耐震改修工事を行って現行基準を満たす)ことで、控除の対象にすることが可能です。
マンションの耐震補強は個人でできますか?
マンションの構造部分(柱や梁などの共用部)の耐震補強は、管理組合の決議による大規模修繕工事で行うため、個人で勝手に行うことはできません。そのため、旧耐震のマンションを選ぶ際は、管理組合が過去に耐震診断や補強工事を行っているか(または計画があるか)を確認することが極めて重要です。
戸建ての耐震補強工事はいくらくらいかかりますか?
建物の状態や広さによりますが、一般的な木造戸建ての場合、約150万円〜300万円程度が目安となります。ただし、壁を壊して筋交いを入れるなど大掛かりな工事になるため、間取り変更や水回りのリノベーションと同時に行うことで、トータルコストを大きく抑えることができます。
まとめ:安全とコスパを両立する「フルリノベ」という正解
「旧耐震だからダメ」と切り捨てるのは、西宮のような好立地の物件を見つけるチャンスを狭めてしまいます。

グループ会社に工務店「株式会社 高翔」を持つ高翔バイセルなら、物件内覧時に建築のプロが同行し、「この家は補強すれば安全になるか」「いくらかかるか」を即座に診断します。
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